3科C班制作部所属のオカベだ。
さて、そろそろこのブログも収束の方向に進んでいきたいのだが、書き足りない。
なので書く。
●3年間の学校生活
私にとってのこの学校の三年間の生活は、自分との戦いの毎日だった。
今だから書けることですが、1年、2年とゼミ長を首になる、ないしはまともに勤め上げることが出来なかった。
それは自分の努力が足りない部分もあったし、なにより私は幼かったのだろうと思う。
後先考えずに誰も手を上げなかったから、俺がやって見ようと立候補したのが間違いだった。
いままで一度もそんな立場になったこともないのに、何も考えていないし、やったこともないゼミ長の職は私には重すぎた。
でも、この経験はきっとその後の卒製ブログへつながっていく布石になったのだと思う。
やったことのないところに飛び込み、どんな形であれ生還する。
別に失敗したって死にやしねえさ。
そんな開き直り方を習得する為にはなくてはならない経験だった。
そして、うまくいかず、なにをやればいいのかもわからない不安定な生活は、私の自信を大きく削り取ると共に、自分の将来の見かたを支配してしまった。
どうせ自分はこの業界でうまくいくはずなんかないんだ。
失敗続きの毎日から、この言葉を何度もつぶやいた。
それなら学校なんかやめちまえ!
って事で学校に行かなくなったこともあった。
でも、なぜだか心が痛んだ。
ウツギからメールが来た。
無視すればよかったんだが、なぜか謝っていた。
驚くべきことに、私は実習に行きたかった。
そして、私は実習を続けた。
いつもいつもどうにもならなかったゼミ長の経験を心の隅でかみ締めながら。
でも、つい先日まで自分は映画業界で働こうという気はさらさらなかった。
それはやっぱり自信がなかったから。
結局俺はできるわけない。
そんな想いがどこかに付きまとってきていたから。
自信もなく、諦め続けていた。
だから卒業後は適当にバイトする……。
自信のなかった私はどうしても未来の事なんか見たくなかった。
だから適当なことを考えてきた。
でも、卒製上映会直前のある夜。
私はとんでもないことに気がつく。
あれは今でも鮮明に覚えている。
あの日は夜の3時まで卒製ブログの記事の書き溜めを書き、ネットサーフィンし、
眠る前に風呂に浸かっていた。
漠然とこれからのことを考えていた。
その時、唐突に脳裏に閃きが走った。
「自分は今まで出来るわけないとしか思ってこなかった」
「なんて愚かなことなんだ」
「出来る出来ない関係なく、」
「私は映画が好きなんだ!!!!」
思わず私は湯船から飛び上がって喜んだ。
それまでの肩の重みがすっと消えていくようだった。
翌日、音ゼミの皆にそのことを話した。
ショウジ「以前から霊感があると感じてはいたが……天命が下ったか」
ルリ「間に合ったね。おめでとう」
うれしかった。
こんなにうれしい日はなかった。
私に出来ることは限られてる。
でも、私は映画が好きなんだ。
がんばっていこうと思う。
雑草のように。
拙文失礼致しました。
ではっ!
編集長追記:
1年間投稿を続けていただき、ありがとうございました。
続けることはとても難しいものです。
ぜひ粘り強く生きて下さい(*・ω・)ノ