オカベ「割と、どうでもいい話」
ショウジ「うん」
オカベ「最近、紅茶にはまっているんだ」
ショウジ「割と、どうでもいい!」
3
2
1
どっかーん!!
わーい!!
なぜなにC班!!
オヌうさ「おっ、おっ、みんな元気かな!?なぜなにC班始まるよ!」
ルリねえ「……はじまるよ……」
ルリねえ「そうね、またネタがないのね……」
オヌうさ「そうだな……」
マイク特集 第二回! よりどり『マイク』前編
ルリねえ「さて、前回に引き続きマイク特集です」
オヌうさ「おっ、おっ!今回からマイクの種類ごとに紹介していくんだよな!」
ルリねえ「そうですね」
オヌうさ「どんな種類があるんだ?」
ルリねえ「説明しましょう!」
○マイクの種類ってなんぞや?
ルリねえ「さてオヌうさぎ君、前回のおさらい。要するにマイクってなぁんだ?」
オヌうさ「ん?要するに
音(振動)の波を電気に変換する装置
のことだよな?」
ルリねえ「よしよし、正解。
では、今回のテーマ「マイクの種類」について説明しましょう。
基本的にマイクは、
発電方法
で、分類できます」
オヌうさ「ようするに音(振動)をどうやって電気に変換(発電)するのかってことだよな?」
ルリねえ「まあ、そういうことでしょうね」
オヌうさ「さあ、はやく見せろィ」
ルリねえ「はいはい。大きく分けると、
・ダイナミックマイク
・リボンマイク
・コンデンサーマイク
なんかに分類できるわね」
オヌうさ「うーむ、これ全部違うんか?」
ルリねえ「そう。扱い方も各々違うから、説明していきましょう。と、その前に……」
○カーボンマイクとはなんぞや
ルリねえ「マイク雑学ぅ(ぱふぱふ)!!」
オヌうさ「かーぼんまいくぅ?上の分類にねえな。現場でも見たことねえし……」
ルリねえ「ま、ピンとこないでしょうね。でも、ちょっと昔には当たり前に各ご家庭にあったんですよ、カーボンマイク」
オヌうさ「えー……ウソダロォ?」
ルリねえ「黒電話機に使われてたからね」
オヌうさ「黒電話……?RPGとかで出てくる怖いアイテムか!?呪われた電話……」
ルリねえ「下にリンクを張っておくわ。
黒電話
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E9%9B%BB%E8%A9%B1
昔の映画なんかにはよくでてきたとおもうけど」
オヌうさ「あー、これな」
ルリねえ「ダイヤルする時にマニキュアが剥れるというので、
女性はよくペンをダイヤルの穴にかけて回していました。
ペンの代わりに、ダイヤルを回す為のダイアラーなんてものもあったようで、
映画「ティファニーで朝食を」の中で、銀製のダイアラーがチラッと出てきたと思います」
オヌうさ「うーむ、マイクとはマッタク関係ない雑学の話になってきたような」
ルリねえ「おっととイケナイ!
なにが言いたかったかと言うと、マイクが初めて使用されたのはなんと、
電話の送信機
としてなんです。このときに使用されたのは
カーボン(Carbon)型
と呼ばれるタイプのマイクなんです」
オヌうさ「へー」
ルリねえ「構造は簡単に言うと、
板状の2枚の電極の間に炭素の粉を入れたモノ。
文字で表すと……。
図←カーボンマイク
どうやって音を録っているのか大まかに書くと……。
口←音を出す。
↓音(振動)が起きる
三←音(振動)
↓音がダイアフラム(振動版)に届く
一←ダイアフラム(振動版)
↓ダイアフラム(振動版)がゆれる
''メ←炭素粒(カーボン粒)
↓詰まっている炭素粒の密度が変わる【重要】ここで変化が起こる!
凹←ケース
↓もし、マイクに電気が流れていれば、音の変化と共に電気も変化し……。
電気信号として音が録れたよやったね!
ってことになるのかしらね?」
オヌうさ「相当表現にムチャあるだろこれ」
ルリねえ「そう……ね。無茶苦茶大雑把です。不安な人は各自で調べてみてください」
オヌうさ「でも、なんでこのマイク現在ではあんまり見かけないんだ?」
ルリねえ「んー、このカーボンマイク、雑音レベルが高くて、歪みが多かったのよね」
オヌうさ「じゃあ、うちの実習では使えねえな」
ルリねえ「そうねえ。ダイナミックマイクが開発されるまでは頑丈だったから放送局でも使われていたらしいですが……」
オヌうさ「で、ダイナミックマイクの話になるわけか」
ルリねえ「そゆこと」
○ダイナミックマイクとはなんぞや
ルリねえ「ダイナミックマイクね!」
オヌうさ「なんか迫力ありそうな名前だな」
ルリねえ「別名、ムービングコイル型マイクロフォンというのよ」
オヌうさ「コイル?進化系はムービングレアコイル型マイクロフォンか?」
ルリねえ「……コイルが動くから、「ムービング」・「コイル」型マイクロフォンなんですが。
まあいいわ。ダイナミックマイクって言うのは、
磁界の中にある導体を動かすと、導体には動く速度に比例した起電力が生じる。
この電磁誘導の原理に基づいて制作されているマイク
のことなの」
オヌうさ「超電力?(空目)わーすごい(棒)」
ルリねえ「そうそうそれが超電磁ダイナミックマイク……ってちがうわ!」
オヌうさ「もっと簡単にせつめいしろ」
ルリねえ「……オヌうさぎ君、小学校の時に、理科で電磁誘導って習わなかった?」
オヌうさ「知らん」
ルリねえ「おk。オヌうさぎ君は電磁誘導について知らないようなので、ちょっと詳しく書いてみます。
電磁誘導(でんじゆうどう、英語: electromagnetic induction)とは、
磁束が変動する環境下に存在する導体に電位差(電圧)が生じる現象である。また、このとき発生した電流を誘導電流という。
出典 wikipedea
と言うのが難しい電磁誘導の説明です。
チンパンジーにもわかるように簡単に説明すると、
コイルの中で磁石を出し入れすると、電気(誘導電流)ができるよ。やったね!
ということです。
オヌうさ「電気が出来る理屈はとりあえずわかったような気がする」
ルリねえ「まあ、難しく考えずに。さっきと同じように言葉で表してみます。
事←ダイナミックマイク
どうやって音を録っているのか大まかに書くと……。
口 声を出す。
↓音(振動)発生!
三←音(振動)
↓音(振動)が振動版に到達!
一←振動板 音を受けて揺れる!
↓振動版の揺れがコイルに伝わる!
口←コイルです ←
ヨ←コイルです ←こいつらがその振動に連動して電気を作る!
┃←磁石です ←
↓コイルが磁石の周りで動くことで電気が発生!
音の録音に成功!
と、いうのが大雑把な流れになります。」
オヌうさ「レッツ、コンバ○ン!って……かなり無理があるな……あと、コイルってなに?」
ルリねえ「コイツ……じゃなくて、コイルというのは、
針金などひも状のものを、螺旋状や渦巻状に巻いたもののこと 出典wikipedia
ま、この場合電線をぐるぐる巻いたもの。
イメージとしては、リールにぐるぐる巻いてある釣り糸とか、棒に巻いてある凧あげに使うたこ糸を想像してください」
オヌうさ「螺旋……燃えるねぇ……まあ、とりあえず使ってみようぜダイナミックマイク」
ルリねえ「はい。学校にはいくつかのダイナミックマイクがありますが、
SHURE SM57
http://ja.wikipedia.org/wiki/SM57
SHURE SM58
http://ja.wikipedia.org/wiki/SM58
あたりが有名どころでしょう。
今回の卒制C班「僕らの交響詩」では、SM57・SM58を劇中曲収録に使用していましたね」
↑SM58 プレスコにて。
↑SM57 再プレスコにて。
オヌうさ「そういえばあったなあ」
ルリねえ「じゃ、早速ダイナミックマイクを使って音を録ってみますか」
オヌうさ「待ってました!」
○ダイナミックマイクで音録るってどんなじゃ?
セッティング中。
事←ダイナミックマイク
↓接続
1←ケーブル
↓接続
□←録音機
オヌうさ「……なんも聞えないぞおい」
ルリねえ「そりゃあ……そうでしょうね」
オヌうさ「なんだとゴラァ?プラグインパワーぶち込んでやろうかゴラァ!」
ルリねえ「まって!ダイナミックマイクに電源は必要ないよ!」
オヌうさ「なんでだゴラァ!」
ルリねえ「上に書いたでしょwダイナミックマイクは自分で電気作れるの!」
オヌうさ「じゃあどうすればいいんだゴラァ!」
ルリねえ「アンプを使います。使う理由を簡単に説明します。
・空気を電気にしたが、作れる電気は小さすぎる。(電気に変換された音は小さすぎて聞えない)
・なら電気を増幅してやればいいじゃない!
と言うことです」
オヌうさ「アンプとやらをはさめば使えるんか?」
ルリねえ「正確にはマイクプリアンプといいます」
再セッティング中……。
事←ダイナミックマイク
↓接続
1←ケーブル
↓接続
■ マイクプリアンプ
↓電気増幅!
□←録音機
オヌうさ「うおおおお!さっきとはパワーが桁違いだぜええ!It's Over 9000!」
ルリねえ「ダイナミックマイクは構造がシンプルなので、
・手荒く使っても大丈夫
・大音量もへっちゃら
なのでボーカル、ドラム、ギターアンプなんかによく使います」
オヌうさ「みんなも録音、やってみようぜ!」
ルリねえ「次回もマイク特集、やっていく予定です!お楽しみに!」
☆次回予告☆
学校の人も生徒の皆も、だれもやりたがらなかったネットの日記。
その中枢部分でおおあばれしちゃったんだから、そりゃ皆さん怒るよね。
おかげでしばらくマークされたりしたけど、自由はすぐにやってきた。
それはついに学校の人たちが離ればなれになるとき。
そしてあなたにとってはとてもとても大切な時間が始まるとき。
次回、うずもれた『音のかたち』
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